東京大学アイソトープ総合センター所長の児玉龍彦さんという方が怒りをこめて 政治の怠慢を批判したる
東京大学アイソトープ総合センター所長の児玉龍彦さんという方が怒りをこめて
政治の怠慢を批判している動画です。
専門家によって意見は違うのでしょう。「やっぱり危険じゃないか」と思うか、
「こういう意見の人もいる」と受け止めるのか、見た人がそれぞれに判断してください。
「武田邦彦は専門家じゃないから信用するな」と言っていた人はこの人をどう
評価するんでしょうか。
福島から出た放射性物質は広島型原爆の29.6倍、しかも残存量は100倍になるという。
約30×100ということは広島の3000倍・・・とんでもない話だ。
このほか初めて聞く話がいくつか出てきました。内部被曝の場合、何シーベルト被曝したかは
関係ない。というのは初めて聞きましたが、納得。DNAが傷つくんだからそうなん
でしょうねぇ。
トロトラストという物質も初めて耳にしました。(記事下に解説を貼りました)
放射線の影響は確定していない部分も多いのでしょうが、政府が住民の被曝を
知っていながら放置していること、無策であることは確定していることです。
その証拠はこちらの記事で確認してください。
お前ら、故意に被曝させただろ!(参院 森まさこ110617)2011-06-18 00:59:12
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/5ab6cf380cc1ffe2f6cfb918ffb25933
〔以下発言の要約〕
・・・児玉さんが興奮しておられるため、まとめ切れなかったところもあります。
私は3月15日に大変に驚愕した。
枝野は「健康に影響がない」と言ったが、私はこれは大変なことになると思った。
現行の放射線の障害防止法は高い線量のものが少量あることを前提に作られている。
この時は総量は問題ではなく、濃度が問題となる。
今回の福島原発の事故では、100キロ圏で5マイクロシーベルト、200キロ圏で
0.5マイクロ、さらに足柄や静岡のお茶の汚染にまで広がっている。
我々が放射線障害を見る時は総量を見る。東電と政府は今回の事故で漏出した
放射性物質の総量を全く発表していない!
私たちが計算したところ、熱量からの計算では広島型原爆の29.6個分に相当する
ものが漏出している。
ウラン換算では20個分が漏出したと考えられる。
さらに恐ろしいことに、これまでの知見では、原爆による放射線の残存量と原発による
放射線の残存量は、1年経って原爆が1000分の1になるのに対して原発の方は
10分の1程度にしかならない。
つまり、今回の問題はチェルノブイリと同様、原発数十個分に相当する放射性物質と
原爆汚染よりもずっと多い残存物を放出したこと。
総量が少なければある人にかかる部分だけを見ればいいが、総量が多い場合は予測が難しい。
〔牛肉の汚染について〕
稲ワラによる汚染に対しては汚染地で徹底した測定ができるようにしなければいけない。
ゲルマニウムカウンタでなく、今日ではイメージングベースの測定器が開発されている。
なぜそれを全面的に応用して全国で使用できるようにお金を使わないのか!
3ヶ月経っても何もしないことに、怒りを表明する。
〔内部被曝について〕
内部被曝の一番大きな問題はがんです。DNAが切断されることでがんになる。
DNAは二重らせん構造の時は強いが、細胞分裂する時に1本になる。この時が危険。
胎児、幼い子ども成長期の増殖の盛んな細胞にとって放射線は危険。
大人でも髪の毛、貧血、腸管上皮など、増殖の盛んな部分に影響が出る。
プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいることには驚いた。
α線がもっとも危険。
内部被曝の場合、何ミリシーベルトという言い方は何の意味も無い。
ヨウ素は甲状腺に集まる。トロトラストは肝臓に、セシウムは尿管上皮、膀胱に集まる。
集積点をみなければ、ホールボディカウンタで全身をみても意味が無い。
トロトラストでは20~30年経つと肝臓がんが25%~30%発生する。
トロトラストは肝臓がんや白血病の原因となる。
ヨウ素131は甲状腺に集まるが、成長期の甲状腺形成期に集積する。
1991年、ウクライナの学者が甲状腺がんが多発していると報告したときに、
日本や米国の研究者はで因果関係が分からない言った。
その理由は1986年以前のデータが無いため統計学的に優位といえないから。
しかし、20年後にピークが消えたため、因果関係があると証明された。
尿中に6ベクレル/Lが検出された高濃度汚染地区では変異が増えていて、
かなりの率でがんが出来ていたと報告されている。
福島の母親の母乳から2~13ベクレルが検出されていることに愕然とした。
〔除染について〕
0.5マイクロ以下に除染するのは困難。イタイイタイ病の場合、カドミウム汚染地域は
約3000haだが、1500haまでの除染に8000億円の国費が投入されている。
この1000倍ということになれば、どれだけの国費が投入されることになるのか。
(私は富山県民だから見たことがありますが、田んぼの土を掘って入れ替えたりする
んですよ。本当に大変な手間をかけています)
私は4つのことを提案する。
1.食品、土壌、水を日本が持つ最新鋭の機器で調査(測定?)すること
2.子どもの被曝を減少させるために新しい法律を制定すること
私が今やっていることは全て法律違反になっている。法律違反しないと何も出来ない。
こんなことになっているのは国会の責任。国会の怠慢だ。
(政府は当たり前のような顔をして1年1ミリの法律を無視していますね。指摘しないマスコミも共犯)
3.民間の技術を結集して土壌を除染すること
東レ、栗田、千代田テクノ、アトックス、竹中工務店などは除染のノウハウを持っている。
直ちに現地に除染研究センターを作ってくれ。
7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に、国会は何をやっているんだ!
(話はここまで。除染研究センターが4つめだったのかな?)
~以下、参考記事~
〔東京大学アイソトープ総合センター〕
東京大学アイソトープ総合センターでは、学内放射線取扱者の教育訓練を行い、放射線に関する施設・設備・専門知識を学内研究者及び学生実習に供するとともに、放射線利用の先端的研究開発を行っております。
http://www.ric.u-tokyo.ac.jp/
同位体(どういたい、isotope、アイソトープ)とは、同じ原子番号を持つ元素の原子において、原子核の中性子(つまりその原子の質量数)が異なる核種の関係、あるいは核種である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E4%BD%8D%E4%BD%93
〔トロトラスト沈着症例に関する実態調査〕
二酸化トリウムを主成分とする造影剤トロトラストは1930年にドイツのハイデン社により製品化された放射性の血管造影剤で、わが国では主として1932年から1945年にかけて戦傷者を中心に使用されました。その数は10,000~20,000人と推定されています。トロトラストは体内で肝臓、脾臓などに沈着し、長期間にわたる内部被ばくを引き起こします。この調査の目的は、長期生存しているトロトラスト沈着症例についてトリウム-232沈着量の推定と臨床症状、特に悪性腫瘍との関係を明らかにし、長期内部被ばくの人体に与える影響を解明しようとするものです。現在は、年に一度、検診を行っています。
http://www.nirs.go.jp/hibaku/kenkyu/realities.htm
政治の怠慢を批判している動画です。
専門家によって意見は違うのでしょう。「やっぱり危険じゃないか」と思うか、
「こういう意見の人もいる」と受け止めるのか、見た人がそれぞれに判断してください。
「武田邦彦は専門家じゃないから信用するな」と言っていた人はこの人をどう
評価するんでしょうか。
福島から出た放射性物質は広島型原爆の29.6倍、しかも残存量は100倍になるという。
約30×100ということは広島の3000倍・・・とんでもない話だ。
このほか初めて聞く話がいくつか出てきました。内部被曝の場合、何シーベルト被曝したかは
関係ない。というのは初めて聞きましたが、納得。DNAが傷つくんだからそうなん
でしょうねぇ。
トロトラストという物質も初めて耳にしました。(記事下に解説を貼りました)
放射線の影響は確定していない部分も多いのでしょうが、政府が住民の被曝を
知っていながら放置していること、無策であることは確定していることです。
その証拠はこちらの記事で確認してください。
お前ら、故意に被曝させただろ!(参院 森まさこ110617)2011-06-18 00:59:12
http://blog.goo.ne.jp/moja_gd/e/5ab6cf380cc1ffe2f6cfb918ffb25933
〔以下発言の要約〕
・・・児玉さんが興奮しておられるため、まとめ切れなかったところもあります。
私は3月15日に大変に驚愕した。
枝野は「健康に影響がない」と言ったが、私はこれは大変なことになると思った。
現行の放射線の障害防止法は高い線量のものが少量あることを前提に作られている。
この時は総量は問題ではなく、濃度が問題となる。
今回の福島原発の事故では、100キロ圏で5マイクロシーベルト、200キロ圏で
0.5マイクロ、さらに足柄や静岡のお茶の汚染にまで広がっている。
我々が放射線障害を見る時は総量を見る。東電と政府は今回の事故で漏出した
放射性物質の総量を全く発表していない!
私たちが計算したところ、熱量からの計算では広島型原爆の29.6個分に相当する
ものが漏出している。
ウラン換算では20個分が漏出したと考えられる。
さらに恐ろしいことに、これまでの知見では、原爆による放射線の残存量と原発による
放射線の残存量は、1年経って原爆が1000分の1になるのに対して原発の方は
10分の1程度にしかならない。
つまり、今回の問題はチェルノブイリと同様、原発数十個分に相当する放射性物質と
原爆汚染よりもずっと多い残存物を放出したこと。
総量が少なければある人にかかる部分だけを見ればいいが、総量が多い場合は予測が難しい。
〔牛肉の汚染について〕
稲ワラによる汚染に対しては汚染地で徹底した測定ができるようにしなければいけない。
ゲルマニウムカウンタでなく、今日ではイメージングベースの測定器が開発されている。
なぜそれを全面的に応用して全国で使用できるようにお金を使わないのか!
3ヶ月経っても何もしないことに、怒りを表明する。
〔内部被曝について〕
内部被曝の一番大きな問題はがんです。DNAが切断されることでがんになる。
DNAは二重らせん構造の時は強いが、細胞分裂する時に1本になる。この時が危険。
胎児、幼い子ども成長期の増殖の盛んな細胞にとって放射線は危険。
大人でも髪の毛、貧血、腸管上皮など、増殖の盛んな部分に影響が出る。
プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいることには驚いた。
α線がもっとも危険。
内部被曝の場合、何ミリシーベルトという言い方は何の意味も無い。
ヨウ素は甲状腺に集まる。トロトラストは肝臓に、セシウムは尿管上皮、膀胱に集まる。
集積点をみなければ、ホールボディカウンタで全身をみても意味が無い。
トロトラストでは20~30年経つと肝臓がんが25%~30%発生する。
トロトラストは肝臓がんや白血病の原因となる。
ヨウ素131は甲状腺に集まるが、成長期の甲状腺形成期に集積する。
1991年、ウクライナの学者が甲状腺がんが多発していると報告したときに、
日本や米国の研究者はで因果関係が分からない言った。
その理由は1986年以前のデータが無いため統計学的に優位といえないから。
しかし、20年後にピークが消えたため、因果関係があると証明された。
尿中に6ベクレル/Lが検出された高濃度汚染地区では変異が増えていて、
かなりの率でがんが出来ていたと報告されている。
福島の母親の母乳から2~13ベクレルが検出されていることに愕然とした。
〔除染について〕
0.5マイクロ以下に除染するのは困難。イタイイタイ病の場合、カドミウム汚染地域は
約3000haだが、1500haまでの除染に8000億円の国費が投入されている。
この1000倍ということになれば、どれだけの国費が投入されることになるのか。
(私は富山県民だから見たことがありますが、田んぼの土を掘って入れ替えたりする
んですよ。本当に大変な手間をかけています)
私は4つのことを提案する。
1.食品、土壌、水を日本が持つ最新鋭の機器で調査(測定?)すること
2.子どもの被曝を減少させるために新しい法律を制定すること
私が今やっていることは全て法律違反になっている。法律違反しないと何も出来ない。
こんなことになっているのは国会の責任。国会の怠慢だ。
(政府は当たり前のような顔をして1年1ミリの法律を無視していますね。指摘しないマスコミも共犯)
3.民間の技術を結集して土壌を除染すること
東レ、栗田、千代田テクノ、アトックス、竹中工務店などは除染のノウハウを持っている。
直ちに現地に除染研究センターを作ってくれ。
7万人の人が自宅を離れてさまよっている時に、国会は何をやっているんだ!
(話はここまで。除染研究センターが4つめだったのかな?)
~以下、参考記事~
〔東京大学アイソトープ総合センター〕
東京大学アイソトープ総合センターでは、学内放射線取扱者の教育訓練を行い、放射線に関する施設・設備・専門知識を学内研究者及び学生実習に供するとともに、放射線利用の先端的研究開発を行っております。
http://www.ric.u-tokyo.ac.jp/
同位体(どういたい、isotope、アイソトープ)とは、同じ原子番号を持つ元素の原子において、原子核の中性子(つまりその原子の質量数)が異なる核種の関係、あるいは核種である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E4%BD%8D%E4%BD%93
〔トロトラスト沈着症例に関する実態調査〕
二酸化トリウムを主成分とする造影剤トロトラストは1930年にドイツのハイデン社により製品化された放射性の血管造影剤で、わが国では主として1932年から1945年にかけて戦傷者を中心に使用されました。その数は10,000~20,000人と推定されています。トロトラストは体内で肝臓、脾臓などに沈着し、長期間にわたる内部被ばくを引き起こします。この調査の目的は、長期生存しているトロトラスト沈着症例についてトリウム-232沈着量の推定と臨床症状、特に悪性腫瘍との関係を明らかにし、長期内部被ばくの人体に与える影響を解明しようとするものです。現在は、年に一度、検診を行っています。
http://www.nirs.go.jp/hibaku/kenkyu/realities.htm
评论